2008年6月27日金曜日

小笠原敬承斎さん

昨日、ある会で、小笠原流礼法宗家の小笠原敬承斎さんのお話を伺いました。

宗家であり、このお名前ですので、年配男性を想像しますが、実際は綺麗な女性であり、それ自体が驚きですが、その小笠原礼法とビジネスマナーという事で、結構企業向け研修なども行われている様で、京都流の運営者という事と、企業向けビジネスを展開するウエダ本社の立場としても、大変興味深く参加させて頂きました。

又、私はいつも自分自身が、どうしてこうラッキーなのだろう?と思うのですが、行った際に空いていた席が、懇親会での講師のお隣の席で、多くの方の羨望の眼差しの中、かなり色々お話させて頂くことができました。

京都流や私共の活動についても、ご興味を持って頂けたと思いますので、又、コンタクトを取らせて頂けると思います。

小笠原流というのは、武家礼法からくる礼作法だそうですが、それが現在に立派に生かせるのだという事で、企業向け、学生向けにも広めて行かれている様で、京都流から私が教育に関わる様になった背景も、特別な話ではなく自然な事なのだと、再認識しました。

いくつも琴線に触れるフレーズがありましたが、”遠慮”というのは、現在使われている意味でいうと、少し消極的なイメージがありますが、本来はそうではなく、
その字の通り、遠くから慮る(おもんぱかる)という意味であり、自分のした行為で次の人がどうなるかを慮る、という事であるとの事でした。

この感覚は、京都だけのものではなく、武家礼法でも同じで、これが日本の心なのだという事なんですね。
何でも主張すれば良いという、これも悪い意味での欧米化が過ぎて、日本の文化が失われていくのは勿体ないという事を仰っていましたが、正に同感であります。

ウエダ本社でも、最近よく言っているのは、次の人の事を考えて(慮って)、
皆がバントで繋いでいく様な、集団にしようという事ですが、皆が本来の意味での
”遠慮”をできる様にしていきたいと思います。

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