2007年10月3日水曜日

伝統文化プロデュース連 と 無心庵

先日、老松さんの大原にある茶室”<a href="#">無心庵</a>”に行ってきました。

これは桜橘庵でお会いした濱崎さんの活動と、それを応援されている老松の太田さんにお話を伺う為でしたが、まず、老松さんが独自で、大原の三千院近くにこれだけの立派なお茶室を兼ね備えたゲストハウスをお持ちであるという事に感服致しました。

街中の喧騒や、会社内での色々な”悩み”も忘れ、約2時間半、太田さんと濱崎さんに連の活動についてお話を聞かせて頂きました。

話を聞いて正に又”感服”という言葉がぴったりで、京都の、日本の伝統文化に対する真摯な取り組み、しかも一つでも、どれだけのお金と時間とクリアしていかなければならないハードルがあるのだろうと想像する程、大変そうなプロジェクトを、いくつも手掛けられ、それを又驚く事に、決してメセナ的に慈善事業で終らせていない所が、”感服”としか言い様がなかったのと共に、ちょっと私にしては珍しく自信をなくしてしまいました。
(活動の一端はこちらでご覧下さい。)

今まで、伝統文化や産業について、知らないのを良い事に、それを生かして、色々出入りして行ったり、言って行ったりする事が自分の役割であり、そんな風に客観的に見れて動いていかないと、京都は動かせられないでしょ?という事を思ってやって来てましたが、この様な立派なお茶室を持たれ、しかも伝統文化の本丸におられる方々が、決して上から物を見た感覚ではなく、伝統文化に対して、真摯に残していく事、広めていく事を行なわれていることに、ある種、気恥ずかしさと、私などが軽々しく論じていて良いのかという怖さも感じてしまいました。

どんな事でもそうですが、知らないと偉そうな事を言ってられるのが、レベルが上ってくると、その事をやっている人の凄さやレベルを感じる事ができて、物が言えなくなってしまう様になりますが、そういう意味では、私の文化度も底辺から少しレベルアップしたのかもしれません。(と、又直ぐにポジティブに考えますが・笑)

あまりにも色々あり過ぎて、連の活動とどうリンクしていけば良いのかは、今後又相談させて頂いて検討していこうと思いますが、それも含めて、伝統文化や産業に対する自分の立ち位置を再度しっかり考えていきたいと思いました。

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