2017年12月24日日曜日

宇宙へのattention

昨日は毎年恒例となった、12月23日のミラツクフォーラムに参加していました。


正直今年は休ませてもらおうかと思ったのですが、やっぱり行って良かったです。

朝から登壇者だけでなく参加者でも、それぞれで活躍されていたり、その筋では最も権威?という表現は合わないですが、第一人者や、注目されている方が沢山おられて、話をするだけで忙しい状態でした。

それが二会場に分かれて、ランチセッション合わせて9つのセッションをやるのですから、両会場とも聴きたいという事で行ったり来たり。
休憩時間には、知っている人の近況聞いたりで、息つく間もない8時間半でした。

こちらもこの数年恒例になってきた井上英之さんと大室悦賀さんの基調対談では、ソーシャルイノベーションの限界という所からスタートしました。

attention(注意)の容量は決まっているので、自分が何にattentionを向けているのか?に気づくawareness(意識)が大事で、それが起こるとchoice(選択)が増え、actionにつながって結果が出る、それが欲しい結果で無ければ、attentionの向け方を変えていくという事で、awarenessがないと同じ行動を繰り返すとの事でした。

NPOやソーシャルビジネス(イノベーション)はどうしても個別課題に閉じてしまうので、そこだけでは解決につながらないという話でしたが、それだけに、それぞれでattentionを向けて行動している人や繋ぐ人、研究する人などが一堂に集まる、こういう場が大変重要なのだと思います。

いくつかのセッションで共通するのは、”ゆらぎ”の重要性でしたが、やはり私のattention的には空間の話がドンズバで、日建設計の塩浦さんは、20世紀は自動化に向けて来たが21世紀は自在化がポイントで、都市のパブリックスペースにオーナーシップメントを持つという考え方になるとのお話でした。

働くの語源も、日本では傍(はた)を楽にする、という事が言われるが、はためく(ゆらめく)が語源だとの事で、本来はそれぞれが勝手に動いているのが理想なのではないか?とのことでした。

毎年恒例のミラツクフォーラムも"ゆらぎ"を持ちながら、進化しているのを感じましたが、それを一番感じたのは、最後の「テクノロジーの未来と社会デザイン」のセッションで、理化学研究所の方など理工系の研究者が多く参加されていた事です。

そのセッションでA.T.kearney プリンシパルで、宇宙ビジネスでの、つながりを創っておられる石田真康さんによると、宇宙の研究者のパターンの一つは、日本が〜とか、地域が〜という事に全く興味がなく、人類はどうなる、地球が〜、宇宙が〜という事に興味のある人達だと仰っていたのが印象的でした。

都民ファーストというのも有りましたが、米国第一や、世界の覇権を狙う北朝鮮なども、国家レベルでの事を考えるのではなく、全生物にとってとか、宇宙が〜という方向にattention を向けてもらえないかと思います。

核の開発よりも元素や素粒子の研究から宇宙に興味を持ってもらえると、世界も変えられないでしょうか?

ウエダ本社の社是は、「宇宙を想え人愛せ」だという事にattentionを向けていきたいと思います。



0 件のコメント:

コメントを投稿