2017年10月29日日曜日

成功の循環モデル

選挙も終わりましたが、政局もスッキリしないなあ〜と思っている間に、先週のブログで神戸製鋼、日産、商工中金だけの問題ではないと言っていた通り、スバルも30年以上無資格検査を行なっていたという問題が明るみになっています。

何故、そうなるのか?は何となく想像がつきますね。

政局を見ていても、これら大企業の問題を見ていても、モヤモヤするのは、完全にこれまでの高度成長を担ってきたモデルが制度疲労を起こしていて、流れが逆流しているのに、それに蓋をしようとしていたり、特に政局がタチが悪いのは、 まだ力づくで押し通そうとしている所が勝っていたり、攻める側もその流れを分からず、同じ論理で動いて自滅していたりするからです。

資産を持たず、他人が所有する資産をマッチングするビジネスが、あっという間に既存ビジネスを脅かしていったり、身近な所で言えば、スマートフォン、SNSの普及によって大型店舗が苦境に陥ったり、一般の人が流れを逆流させていっているのですが、そんな事に気づいていないのでしょうか?

まだまだ大企業の不祥事は出てくるでしょうね。
何故なら、同じ体質の所は沢山あるからです。

最近、オフィスについての我々の考えを聞いて頂ける様になって来たのも、これらと無関係ではなく、使用者の立場、働く人の事を考えないと、片側で制度疲労を起こしている企業が崩れかねないからで、全く符号する流れなのです。

全て同じですが、ハコモノ行政で、利用者の声を聞かずに作ったり、TOPダウンで決めて、管理するマネジメントではなく、アクティベーションという考え方が重要と言われています。

これは有効化、活性化という意味で、その価値が分かっている人、利用者、受益者に任せていかなくてはならないという事で、それだけに通訳者の存在や、引き出していくファシリテーターが重要であり、ダイアログという対話が必要になるのです。

これと真逆に立つ大企業や、政治家や政党、行政は、本来は既に終わっているところで、力づくのチキンレースをしている様に思えます。

金曜日に出席した京都信用金庫の総代会で増田理事長は、MITのダニエルキム教授の、組織の成功循環モデルについて話されていました。

簡単に言えば、ビジネスにおいては結果の質を求めて、行動の質を見て、その為の思考の質を考えるという順番ですが、これは対立や疲弊を生んでいくのでバッドサイクルとなり、これをグッドサイクルにする為には、関係の質を良くする事から始めて、思考の質⇨行動の質を見ていくと、それが結果の質に繋がるという逆循環にしていかなくてはならないというお話でした。

不祥事が噴出する大企業などは正に結果の質を追いかけた末の問題だと思いますし、民進から希望の党も、関係の質から考えて進めると、結果が変わっていたのではないでしょうか?












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