2016年12月4日日曜日

出張ばかりでしたが、これが仕事です

今、福岡から帰りの新幹線で書いてます。

今週は、ずっと出張の1週間で、またまた内容有り過ぎて、書くのが難しい状態です。

しかし何と言っても、月曜、火曜に訪問させて頂いた伊那食品さんへの社員研修については1時間の講演をさせて頂きたいほど価値あるものでした(笑)


まず、ウエダ本社にとっての大きな一歩であったのですが、私がウエダ本社に来て、早16年が経過してしまいましたが、倒産寸前の会社に入り、いずれは毎年社員旅行できる会社にしたい!と思って会社の存在意義から考え、今の経営スタイルにした先の目指すべき星が伊那食品工業さんであり、漸く色々な意味で目指す方向に会社として立ったという段階になった今、まず第一回目は全員で伊那食品さんに!と思ってのものでした。


社員からすれば、折角の社員旅行なのだから、遊んで楽しいものの方が良かったと思います。

ただ、これにも思いがあって、我々の様な弱小の会社で、社員に給与や条件的なモノのでは大手と比べて、どこまで行っても勝ち目はないですが、社員達に、成長できる環境や、生き方を見つける環境という事であれば、我々でも大手には負けない価値を提供できると思うからです。

そして恵まれた事に、その方向においては、色々な方のご縁で、ウエダ本社は大きなアドバンテージ、繋がりという資産を持っているのですから、それを社員に還元していくのが一番の目的でした。

それでも正直、楽しい所の方か良いと思っていたと思いますが、伊那食品さんであれば、そんな考えを覆してもらえると思ってましたし、少し手前みそですが、今であれば、うちの社員もそれを感じてくれるレベルにはなっていると思っての事でした。


結果的には、色ーんな事があり、翌日の朝礼での振り返りのコメントを聞いて、その期待通りであったと思いました。

講演で良い話を聞いただけではなく、全員がそれぞれで動いて、体感、遭遇した話なので、私も知らない事だらけであり、又、それぞれが遭遇した際の伊那食品の社員さんの対応が、同様に素晴らしいのです。

大久保寛司さんがいつも、”本物は360度”いつでも、誰でも、何処でも です と仰いますが、正に、その通りの会社であり、その差を感じたコメントを話している社員を見て、成長を感じましたし、本当に皆で行って良かったと思いました。


よく私などでも、プロ野球などを観て、どうしてあれが打てない?などと偉そうな事を言ってますが、それなどは、ど素人でプロの技や差が分らないから言える話で、本当に分っておられる方は、その凄さが分るので何も言えないものですが、違いや差が分るという事は、レベルが上がっている証拠なのです。

喜んでFBでも書いていましたが、今回、家を空ける事が難しく参加できなかった内務の女性が、研修旅行で皆が行くので、自分も休まず一人で出勤します!と言って出てくれていたのですが、こういう気持ちに応える為にも、行った皆は、今回の学び、気づきを自分のものとして成長して欲しいと思います。

一日出社して又木曜日からはトップフォーラムの勉強会で鹿児島へ入り、桜島が綺麗に見える素晴らしい社屋の藤田ワークスさんで、藤田社長と、農業法人さかうえの坂上社長のお話しを伺いましたが、方や板金加工、方や農業という全く違う分野でありながら、人を大事にしながら、他人とは違う方向で挑戦する人は、共通する独特の哲学を感じます。


これからの時代は特に、我々中小企業や、凡人が、皆と一緒の方向や、同じ事を行っていては逆にうまくいく筈がありません。

本当に社員を守り、幸せにしたいと思っていれば、弱い立場の中小企業ほど、”従来通り”や”皆と一緒”という決断をしていられないと思いますし、社長は皆と違う所へでも挑戦していかなくてはならないと思いますが、お二人の社長からも正にその事を感じました。
しかし、そんな社長の話は又、塚越会長や伊那食品さんの話と重なる事ばかりで、やはりどんな業種の会社でも、どんな時代でも、自然の摂理に則って考えていく事が一番間違わない事なのだと思います。

土曜日は一人で福岡に向かいました。

福岡移住計画の須賀さんに会いに行ったのですが、そこで又、各地から面白い人が来られていて、一緒に糸島をご案内頂きました。

糸島の盛り上がりは聞いていましたが、おいしい塩作りを追求し、玄界灘の水の最も綺麗な所を選んで国定公園横の森林を切り拓き、工場も全てセルフビルドで作ったという製造所で売られる塩や、プリンを求めて、人が引っ切り無しに訪れていました。

およそ人が行く様な所ではなく、そこでおいしい塩を追求していった結果に、人は引き寄せられていき、そんな事例が糸島を魅力ある市に仕立てているのです。


夜には、いつもお世話になっているスペースRデザインの吉原さん主催のトークイベントにも参加しましたが、ここでも昔は遊郭があったエリアで、博多らしい人間関係をベースにした開発をしていこうとされている方々の思いが心地よく、夜中まで通称?”ロータリーピープル”に混ぜて頂いておりました。


地方を回ると、普段国で論議されている流れとは明らかに違う流れがある事が分かります。

出張が多かったので、その間にやらなければならない仕事もあったのですが、毎日が内容満載で、やる間がなく、今日は、佐賀を見に行く予定を止めて博多のカフェで籠もり、今帰りの新幹線でこれを書いてます。

佐賀は次回の楽しみに、それまでに、佐賀で皆と違う事を行っている変な人、店、会社、をご存知の方は、是非、教えて下さい!

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