2015年5月24日日曜日

経済とソーシャルの交わるところ

土曜日はKYOCAでの勉強会で講演させて頂きました。

なんとそれは、尊敬する伊那食品工業の塚越さんや、沖縄教育出版の川畑さんなどもおられる会だったのです。

と言うと、驚かれると思いますが、それぞれ会長ではなく、息子さん達なのですが、それでも素晴らしい会社に向けて、何を話するの?ですが、二世の会というのか息子さん達が多い会なので、そこは年配者として”経験”を話するしかないか?と思っていました。

ところがメンバーリストを見ると、私よりも年配で上場企業の役員の方も数名おられ、”経験”の話も通用しないか?との事で、”京都”での気づきから、今の展開に至るところ、それがKYOCAに繋がるところをお話させて頂きました。

こういう場合、規模を追いかけない、継続性を重視する”京都”の価値観は、他府県の方からすると聖域の様で使えるネタですね。

他府県の方に通用するという事は、海外の方に向けては、より分からない(真似できない)価値観であり、それって考えてみると”京都”だけの事なのか?本来は、”日本”自体の話じゃないの?そして、それが日本本来の強みじゃないの?と思いますし、それが京都流議定書の発端であり、企業経営においても、目指しているところなのです。

と、いう事で、今年も京都流議定書を7月24日~26日ハイアットリージェンシーで開催します。
(一部KYOCAで開催予定)

元々は、祇園祭りの山鉾巡行の後、京都のホテルも一旦、人が引くという事もあり、その翌週の金、土、日の三日間開催するという事でスタートしたのですが、昨年から後祭りが復活し、翌週も祭り真っ盛りとなっても変わらずご支援頂いたり、昨年はオープンが重なったKYOCAでの開催という中でも多大なご協力を頂いた、ハイアットリージェンシーさんに会場を戻して開催致します。

数値化されない価値と共に京都流議定書で訴えるもう一つの大きなポイントは、多様な人が交差する事による価値創造という事ですが、従来パターンでは初日が門川市長始め、京都の政財界の方が多く、三日目がソーシャルビジネスを手掛ける若者中心のワークショップと3日間の中で分かれていたところが、8年目を迎えた今年はうまく混じり合って、初日は京都市のソーシャルイノベーションクラスター構想に絡んだセッションとなり、三日目は逆にミラツクのコーディネートの下、経済同友会の今後の展開にも繋がる内容となっていきます。

という事で、今年の京都流議定書のテーマは、”経済とソーシャルの交わるところ”とし、改めて、今後の日本の価値創造を考えていきたいと思います。

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