2014年10月5日日曜日

青春しましょう!

今週は、月曜日に昼から奈良シェフェスタというフードフェスティバルのプレイベントに参加していました。

庄内の有名レストランであり、よみがえりのレシピの舞台でもあるアルケッチャーノの奥田シェフの講演や、フードコラムニストの門上武司さんや、その門上さんに以前お連れ頂いた奈良のモードスパニッシュ、アコルドゥの川島シェフなどのパネルディスカッションという構成でしたので、食がメインビジネスとなっている私としては、”行かなきゃ”という事で参加しました。

残念ながら、奥田さんの講演にはかなり遅刻して殆ど聞けなかったのですが、地元食材を使うというレベルの話ではなく、それぞれを研究され、こういうモノを作れば使うと指定して、農家さん達を指導までされ、グループとして一緒に展開して来られている様子や、色々な話を繋いでいってそこでしかできない料理を作るというお話など、プロデュース、ブランディングなどでも大変参考になるお話でした。

奥田シェフご自身は、お父様の作られた借金を背負い、そんな中から今の展開に至ったので、今ではお父様の借金に感謝するとまで仰っていたそうですが、やっぱり違う視点を持った方は、同じ感覚を持たれるなあとも思いました。

今週は、これも大阪の有名フレンチ、ル・クロの黒岩さんの所にもお邪魔していました。
残念ながら食べに行ったのではないのですが、この1か月、急激に親しくさせて頂いている私よりは少し年下ではありますが、大尊敬できる人物です。

大阪のフレンチとしては初めてパリにも出店され、展開が全てヒットする黒岩さんですが、スタートはお金がなく、飲食店は無理と言われた所で、赤ちゃんを背負った奥様と二人(三人?)でスタートされたそうです。
それだけにその原点に返れば、何でも発想できるし、何だってできると仰ってましたが、これも全く同感でした。

最近、私自身が楽しめているのは、想い、価値観の合う人と、今までは勉強させてもらうだけであったのが、仕事ができる様になって来たからだと思います。

本当に、自分の利益や、他人を利用して良くなってやろうとする様な人ではなく、その真逆で、利他というものすらを超えて、使命感から動いている様な人と一緒に仕事をしていけるという感じが、何とも言えないワクワク感になっている様に思います。

そしてこれらが、本当に面白い、有り難い縁の繋がりで、それを考えても、どう生きるべきか、どうあるべきかは、私の中では明確に描けてきています。

このそれぞれの縁についても又、それぞれの話題の際に触れさせて頂きますが、同時に、私がこういう状況に踏み出せる様になったのも、社員の成長と、目指すべき方向へ足並みを揃えて来てくれたお蔭です。

今年度から、私はKYOCAに専念をし、ウエダ本社としても次のステップに行く為に、”今年失敗したくらいで会社は潰れないから、思い切って挑戦しろ”と、皆には自分達で展開する様に言っていますが、その背景には、利益よりも使命という生き方と、一方では、一人でスタートした経験から、いつでもそこに戻れるという腹をくくっている事が大きいと思います。

50代という実年齢、自分では嫌なのですが、気持ち的には30代のままです。

サミエルウルマンの、”青春とは人生のある時期ではなく、心の持ち方を言う。年を重ねただけで人は老いない”という言葉を信じて、まだまだ青春を楽しみたいと思います。

又、同時に、”青春とは、臆病さを退ける勇気であり、易きにつく気持ちをふり捨てる冒険心”だとも意味するそうですが、社員の皆には、その意味での青春で新たな展開をドンドン行って欲しいと思います。


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