2014年1月18日土曜日

RELEASEの学生を通して考えること

今週は、広報活動の様な一週間でした。

水曜日は学生向け、木曜日は先生向けに京都府立大学で授業と講演、土曜日には企業✖学生 未来共創プログラム「RELEASE」の中間プレゼンが有りました。

又、それぞれ昨年に取材を受けていた月刊総務の特集記事や、テラルネッサンスの立派な活動報告書が配布され、常に唱えている話を色々な形で広めさせて頂いた週でした。

又、そんな事を言っていると、何の為にそんな事やっているの?そんな事やってて大丈夫?目立ちたいの?など色々な声が聞こえてきそうですが、何年かかって、何度説明しても、その意味は殆ど理解されないのですから、RELEASEで、それを企業に理解してもらうには?的な課題に挑戦してくれている学生さん達には、大変、酷な、難しい課題であると思います。

他は、パタゴニアさんやフェリシモさんなどCSRで有名な所ばかりであり、本当に素晴らしい理念に基づき商品開発を行われている企業で、殆どが消費者向けビジネスですので、課題も分かりやすく、自分達のやりたい事も、イメージしやすい中、わざわざ、無名で分かりにくい課題のウエダ本社を選んでくれている人は、多分、直感的に我々が唱えている事を捉えてくれているのだと思いますし、実際、少しの話でよく本質を抑えてくれているなあと感心します。

私の立場を想像してもらえれば、気持ちも分かってもらえると思いますが、並み居る有名企業の中、ウチを選んでくれて、自分がずっと唱えている事を面白いと感じ、研究し、その課題を解決するプランを考えてくれているのですから、可愛いく思えますし、彼らが悩んでいる姿も微笑ましくも思えます。
何とか、関わってくれた学生達には、経験や気づきという資産を得て、大きな成長に繋げて欲しいと思います。

その報告会には、三ヶ月前に中途採用した二名と、ウチの理念を理解してもらう企業を開拓している社員の三名を連れていきましたが、彼らにも大きな気づきがあった様です。
何せ自分の会社をこれだけ一所懸命研究し、しかも議論し悩んでくれている姿を見るのですから、何も感じない方がおかしいでしょう。

ウチの社員も含めて、日本の、特に中小企業のサラリーマンは、まず、自社の事をこれだけ研究して、自社の課題解決する為に悩み、考えているでしょうか?
加えて言うと、こちらは大事な自分達の生活の糧になる給料をもらっていながら、です。

殆どは、そんな事も考えず、給料など条件ばかり追いかけ、不満を抱き、やらされ感の中、人生の殆どの時間を費やす仕事を行なっているのです。

本当に人間という資産が生かされていない一番勿体無い話だと思います。
人間誰しも大きな可能性と役割も持っている筈なのに、しかも普通に働けているという事は色々な環境的にも恵まれているのに。

ウチの会社が何の為にこんな事を行っているの?という事については、日本人の働き方や仕事に関しての、こんなpoor(プアー)な考え方を変えたい、その為には自社がそれを目指して行かないと、という事であり、その為にはあの手この手、からめ手で考えていかないと駄目だからであって、自社の社員に対しても座学研修などでは伝えられない事だからです。
そういう意味でも、決してボランティアで行っているのではなく、ウエダ本社の存在意義を作り、考え方を広め、社員教育にも繋がる、思い切り事業に絡んだ展開なのです。

オフィス(企業)に関わっている我々と、課題で悩んでくれている学生との接点は、RELEASEに参加している様な積極的な学生が、そのままの姿勢で働いていける様な会社(職場)を増やして行く事です。

そんな接点から、面白いアイデアが出てくる事を期待してます。
RELEASEのウエダ本社グループの皆さん、モヤモヤ感の中、悩み抜いて下さい(笑)

府立大学での話なども書けませんでしたが、全ては一つの想いからですので、又、何かの機会で書かせて頂きます。

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